未経験でも資格があればインフラエンジニアに転職できる!?

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インフラエンジニアの転職はソフトウェアエンジニアに比べると資格が役に立つと言われます。

実際にインフラエンジニアの資格は転職に役に立つのでしょうか。

転職活動の実体験から面接官にどう言われたか、資格は転職に役に立ったのかについて書きます。

最初に結論を記載します。

  • 書類選考の通過にはある程度影響する。
  • 特定派遣や客先常駐SESの中小企業であれば採用に有利にはたらく企業も結構ある。
  • 人気企業や大手企業ほど資格よりも実務経験と面接回答をより重視する。
目次

書類選考には一定有利に働く

転職活動の第一歩は書類選考ですが履歴書と職務経歴書で審査されます。

インフラエンジニア未経験でも採用されるポジションであれば職務経歴書に資格の記載があったほうが書類選考の通過率が高いです。

もちろん上位資格のほうが書類選考にも有利に働きます。

但し、上流工程や経験者採用枠への転職では資格はあったほうがよいですが資格よりも実務経験の方が重視されます。

・未経験でもOKな採用枠なら書類選考に資格は有効
・上流工程や経験者採用枠では参考程度

特定派遣や客先常駐SESの中小企業では資格を優遇する企業ある

未経験からの転職で特定派遣や客先常駐SESをメインとしている中小企業であれば資格保有者の方が優遇されます。

客先常駐インフラエンジニアは人の入れ替わりがとても激しく人手が不足してます。

上位資格を持っていないエンジニアも多数いるので資格があれば採用率は上がります。

中小企業と一口に言っても教育体制や社内システムが整っている会社もあれば何もない会社までピンキリです。

きちんと体制が整備されている企業に入社したいのであれば難易度はその分上がります。

資格だけではなく、面接対策が重要になります。

辰巳つよし

簡単に入れる会社ほど待遇や社内環境が整備されてないです。

以下は私が過去にいた中小企業での問題点です。(複数企業のまとめ)

  1. 残業代がでない。
  2. 人事評価システムがない。
  3. 給与明細の発行が遅い。
  4. 勤怠管理、社内申請がシステム化されておらず申請書を紙で提出しないといけない。
  5. 交通費精算が手渡しのみ。
  6. 健康診断が無い。
  7. 社長の独断と偏見ですべて決まる。

良い企業に入るためには面接対策は必須と言えます。

知名度の高いベンチャーや大手企業は資格だけでは難しい

知名度の高い人気ベンチャー企業や大手企業に入社したい人は日本中にたくさんいます。

応募者も当然、多いので、資格をいくつかもっているだけでは採用されません。

良質な企業ほど面接では資格には触れてすらこないです。

自己アピールに資格取得を言ってもさほど響かないです。

退職理由、志望動機、過去実務で何をしてきたのかなどの面接対策の方が重要になります。

有名企業でも意外と経験が浅くてもダメ元で申し込むと書類選考は通過できる場合もあります。

一次面接まではいける事もありますが面接難易度は高い実感です。

上流工程ポジションでの採用は資格だけでは難しい

資格試験で学べることは業務のほんの一部分に過ぎません。

特に上流工程となると資格を持っているだけでは仕事ができるインフラエンジニアの証明には全くなりません。

上流工程を志望する人は資格を持っている人がたくさんおり、さほど珍しくありません。

取得者が多い入門レベルの通常の資格では差別化になりませんので、面接でのアピールが重要になります。

設計、構築エンジニアになってから分かったことがあります。

それは、資格試験には一切出てこない重要なスキルや技術がたくさんあるってことです。

但し、何度も反復して資格試験勉強で覚えた基礎技術は記憶が定着しており、ずっと使えるスキルになります。

(応用技術ほど実務での活用場面が限られるのが痛いところ)

ITエンジニアの資格は業務独占資格ではない

ITエンジニアの資格は医師、歯科医師、弁護士、公認会計士、司法書士などの業務独占資格ではありません。

ITエンジニアには資格がなくてもなれます。

資格があればポジションにつける事が確定する仕事ではないのです。

しかし、第三者から客観的に能力を判定されますので未経験からの転職には資格取得はおすすめできます。

辰巳つよし

資格取得した上で面接対策もしっかり行うことが必要です。

リーマンショック直後に仕事が無く、エンジニア未経験者がたくさんいる半年のスポット案件につきました。

そこで出会った人にCCNAなんて持っていても面接受からないし役に立たないじゃないかと言われたことがあります。

雇用が冷え込み市場にエンジニアが大量にあまっている時期だったので資格アピールが一番役に立たない時代でした

資格取得のみに没頭してしまう人が大きく勘違いしているのは資格さえあれば企業に採用されるという安易な発想にあります。

資格は一つの指標にしかならず、他の面で自己アピールできなければ簡単に採用はされません。

若手エンジニアの自信獲得と自己アピールのネタには使える

資格取得で、私が一番重要だと考えるのは経験が浅い段階では資格取得で自信をつけることができます。

未経験からインフラエンジニアへの転職や上流工程を未経験だけどやっていきたいという場合もあるでしょう。

そういう場合は資格勉強を頑張った実績を自己アピールできるため、面接での本気度が伝わりやすくなります。

机上勉強がほとんどの資格は実務から少し遠くなります。

資格にプラスしてプライベートで実機やAWS環境に構築をしてみてその経験談を語るほうがより自己アピールとしては強くなります。

転職実体験で資格が有利に働いたかどうかの結果

過去15社ほど転職面接を受けましたがCCNAしか持っていない時代にCCNPを持っていればなと言われたのが1社のみです。

後の14社は資格には一切触れられなかったです。

(触れてきた1社は唯一会社パンフレットに資格保有者が●●人と書いてました。)

ほとんどの企業で資格は書類選考の参考にするだけだと考えてよいでしょう。

資格の問題難易度は年々上がっていますが昔は今ほど資格をとるための教材が充実しておらずネットで安く勉強できる教材は皆無でした。

結論

資格は転職活動の書類選考を通過するのには大いに役に立ちますが面接通過には面接対策の方が重要となります。

ただし、エンジニアとしての基礎知識をしっかりと身に着けるには反復の資格勉強はとても有効になります。

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