運用監視オペレータと設計・構築インフラエンジニアのマインドの差

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実務未経験からインフラエンジニアに
なりやすい業務として
運用監視オペレータがあります。

私自身も専門学校卒業後に
20歳~26歳まで6年間、
運用監視オペレータを
やっておりました。

26歳の時にリーマンショックで
派遣先をクビになりました。

転職活動を行うも転職エージェントに
オペレータ経験のみでは
市場価値が無いと
はっきり言われて、
スキルアップとキャリアチェンジを
繰り返しました。

色々と苦難を乗り越えた結果、現在は
設計・構築のエンジニアになりました。


今、改めて監視オペレータ時代を
振り返ってみると
色々と意識に違いが
ありますので差を紹介していきます。

辰巳つよし

監視オペレータを
酷評するな!と
不快に感じる方も
いるかもしれませんが
私自身の過去と、

過去の職場で見てきた
同僚を基に書いております。

自身の過去を

反省する意味も
ありますので
ご容赦ください。

目次

監視オペレータは手順書どおりの作業しか許可されていない

振り返って一番違う、
決定的に差があると感じるのは
設定コマンドを打つことへの

意識の違いになります。

監視オペレータは常に本番稼働中の
サービスイン済みの本番環境で
業務を行うため、確認コマンドは
ある程度自由に打てますが
基本的には手順書どおりの作業を
する事が多いと思います。

私が監視オペレータだった時は、
顧客に手順外の設定作業はするなと
言われおり、設定変更は正系と副系の
切り替え程度でした。

しかし、すでに構築済みの
出来上がった製品に対して
確認コマンドを打っても

現在状態しかわかりません。

どういう設定をすると
その値が出力するのか
どうしてこの値が
設定されているのか
本質がつかめません。

設計構築エンジニアはまっさらな
初期化状態の
機器に
どういう設定を入れていくかを
まず検討設計します。

次に顧客が実現したいサービスが
本当に動かせるかどうか
特に新機能はひたすら検証を
繰り返して設定コマンドを
何十回も打ちまくって

トライ&エラーを繰り返します。

結果、この設定をすれば
顧客要望を満たした
機能を動かす事ができる
設定値が分かります。

試験手順書や現地作業手順書は
ある程度
検証が出来てから作成します。

場合によっては検証環境で設定を
入れながら
結果を
手順書に書き込んで作成します。

この過程で構築エンジニアは
設定値と確認コマンドの表示結果の
差異が詳しく理解できるので
製品への理解度がまるで違ってきます。

監視オペレータから設計、構築
エンジニアに
なる技術の習得は
職務の役割の違いから

業務中だけでは限界があります。

プライベートでの学習や
技術向上に力を入れることが
大切になってきます。

辰巳つよし

監視オペレータから
設計・構築エンジニアに
なるためには、着実な

ステップアップが必要です。

自己学習や積極的な

挑戦を続けることで、
より高度な技術を習得し、
業務の幅を広げることが

できます。

監視オペレータと設計、構築エンジニアは手順書への依存度が違う

監視オペレータ時代は手順書どおりに
間違いがあると作成者に指摘、修正して
手順書の精度を上げる事に
かなりの意識を使っていました。

経験の浅い人や勉強していない
人の中には手順書と結果が違うだけで
どうしていいか分からなくなり
パニックになってしまう人もいました。

構築エンジニアは仮手順をメモ書きして、
実現したい機能だけひとまず構築して試します。

テスト環境では成功していた試験仕様書や
手順書もリリース前の
本番環境で行うと
環境が違う事や周辺機器がまだ
完成していなので
手順書どおりの
結果が返ってこないことは
当たりまえにあります。

手順想定と違う出た結果場合に
理由はなぜかを考える、調べる、
最後は顧客に聞くという事が
できないと構築エンジニアには
なれません。

監視オペレータと構築エンジニアの
違いとして手順書への依存度に
かなりの差があります。

問題発生時に自分で調査して解決する意識

監視オペレータは手順書に
頼りがちであることから、
自分の手に負えない
知らない事象が発生した際に
自分で調査する意識が
低い人が多いです。

設計、構築エンジニアの業務では
新規構築であることから
製品マニュアルぐらいしかなく
手順書と呼べるものは最初はないため
自分で調べながら業務を進めます。
必然で分からない事は
調べる癖がだんだんついてきます。

このような差がつくのは日々の
業務内容の差が原因だと
考えられますが
設計、構築の業務の採用面接では
新卒、第二新卒を除けは
問題発生時に他人にすぐ頼る
一人で解決する意識、能力無い

エンジニアだとみなされると
ほぼ採用されないです。

元々の仕事内容に違いがあるので
仕方ない面はありますが
不明点を日頃から自分で調査する
意識を持ちましょう。


普段の意識の差が面接で
業務経験の話をした際の
回答内容に
出るものです。

少しずつ意識を
変えていきましょう。

業務中の暇な時間の過ごし方


監視オペレータは障害発生しない時間、
特に深夜帯になりますと
顧客もいなくなるため
かなりの空き時間が発生します。

深夜で眠たくなるのは
あると思いますが
空き時間をネットサーフィンで
過ごしてしまうと
エンジニアとしての
成長は難しいです。

設計、構築エンジニアは
そもそも暇な時間が
ほとんどないので
空き時間は圧倒的に少ないです。

辰巳つよし

もうお分かりですね。
はい、そうです。

私自身も深夜に

ネットサーフィンして
無駄な時間を

過ごしている時代が
もちろんありました。

設計、構築エンジニアが仕事無い時も常に業務しているか勉強しているかは
もちろん個人差がありますので一概にはいえません。

しかし、一番差があるのは空き時間の量です。監視オペレータは空き時間がかなり多いので
その時間を使って新技術や資格の勉強を行う事をおすすめします。

残業時間が増える覚悟が必要

私は決して残業を推奨したいわけでは
ありませんが
設計、構築エンジニアに
なるにはある程度は
残業をする覚悟が必要です。

私が監視オペレータから脱却した
当初に一番辛く感じたのは
自分の自由時間が
全然無くなったことです。

もし、構築の現場を希望している人が
運よく採用されたとして
周りの人より
仕事ができないのに残業を嫌って
勉強せずに
帰宅していたら
先輩エンジニアはどう思うでしょうか?

私も無駄な残業は大嫌いですが
人生にはある程度負荷をかけて
仕事を覚えないと自分のポジションが

確率できない瞬間が確実にあります。


一生残業して過ごせとは言いません。
仕事を覚えてポジションを

確立できたと実感するまでは
一時だけでも頑張りましょう。

辰巳つよし

仕事ができるよう
になると、
どんどん
仕事が回ってきて

結局残業する
はめになりますが・・・

中小企業ですと設計、構築
エンジニアでも残業代が
出ない会社もあります。

数年やれば残業代の出る会社に
転職可能できますので
無駄に長居せずに転職しましょう。





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